薪ストーブに関する主な質問とその答えです。
薪ストーブ本体、煙突部材、工事に関する事
Q−1 どんな場所に設置できるの?
A−1
新築はもちろん既存住宅でも煙突と接続できる環境であればどこでも設置可能です。
ただし、空間に対する暖房効果は設置場所によって様々です。床の強度や躯体からの安全な距離も設置の条件には大事な要素なのでご自身で判断せず、一度プロに意見を聞く事を強くお勧めします。
Q−2 煙突は屋根抜きがいいのか、壁抜きがいいの?
A−2
答えは屋根抜きです。
しかも真っ直ぐな煙道で屋根の棟近くに抜けている事が理想です。このような煙道は排気力能力に優れ、ストーブの性能を最大限に引き出すことができるからです。また、煙突に付着する煤やクレオソートも少なく、煙道のメンテナンスが容易です。 煙突は、煙の道です。曲がりくねった道には様々な不都合が待ちかまえています。
しかしながら、住宅の構造上壁抜きにしなければいけない場合もあります。当店では壁抜きでも薪ストーブの性能を最大限発揮し煙突のトラブルを最小限にとどめてくれる英国SFL社の断熱二重煙突を使用しています。
Q−3 どんな屋根でも煙突はつけれるの?
A−3
可能です。
しかし、建物の構造(貫通場所や屋根勾配など)や地域の気象条件(豪雪・強風など)によっては煙突の施工条件が限られる場合があります。富山県の地域性をよく理解した専門店にご確認ください。
Q−4 一重煙突と二重煙突はどう違うの?
A−4
「一重煙突」は鋼板一枚で作られた煙突のこと。「シングル煙突」「室内煙突」とも呼ばれ、室内に立ち上げるためのものです。熱放出率がいいので、室内に煙突の熱を取り込むことができます。つまり、シングル煙突は屋外用には不向きだということです。冷たい外気が煙道内の排気ガスをたちまち冷やしてしまうので、排気力(ドラフト)を低下させてしまいます。その結果、煤やクレオソートが煙道にこびり付いてしまう原因に。また断熱性に劣っているため、煙突の熱が天井や屋根の可燃材を損傷し、ついには火災を引き起こす原因になります。
屋外及び天井や屋根を通過する際に使われる、断熱性に優れた煙突を「断熱二重煙突」といいます。断熱二重煙突は、太さの異なる二本の煙突を重ねて、その隙間に断熱材を充填した煙突です。そのため、一重煙突よりも一回り太い煙突になります。当店では断熱性と耐久性に優れていることで知られている英国SFL社「元セルキルク社」の断熱二重煙突を使用しています。そのため、安定したドラフトを得られるので、煙道内のタールや煤の付着を抑え、隠ぺい部や可燃物への熱伝導を抑える働きをします。欧米では、室外でのシングル煙突使用は許可されていません。欧米の厳しい消防法基準に則った煙道設置をしています。
※断熱性能や材質は煙突メーカーによって異なります。「二重煙突」と言うだけで安全だとは限りませんのでご注意ください。
Q−5 煙突部材はどこのショップも同じ?
A−5
違います
一見同じに見える二重煙突でもメーカーによって断熱性能の良し悪しやステンレスの耐食性の違いがあります。コストを優先するため煙突の支持部材も見えないところでは貧弱な鉄製品を使うショップもあります。当店では支持部材からビスにいたるまで全てステンレス製品を使用しています。見積内容に「二重煙突」「支持部材」とだけかかれている時は注意が必要です。
Q−6 施工技術はどこのショップも同じ?
A−6
違います
専門店は何度も現場に足を運び精度の高い施工をします。もちろんメンテナンス性も考慮するので後々安心です。当たり前の事ですがこれをしないショップもあります。
Q−7 触媒方式とクリーンバーンの違いは?
A−7
アメリカの機種に多く見られる触媒式の薪ストーブはその燃焼方式から“クリーンで燃費の良い”と言う点が特徴です。
北欧の機種に多く見られるクリーンバーン方式の薪ストーブはその構造から“操作が簡単でメンテナンス性が良い”点が特徴です。
薪ストーブに求めている性能や生活スタイルをよく見つめれば、どちらがあなたにとって良い薪ストーブか答えが見つかるはずです。
Q−8 正規輸入品と並行輸入品の違いは?
A−8
日本総代理店によってしっかり検品や品質保証をされた物が正規輸入品。海外で販売されている物をそのまま輸入し販売されている物が並行輸入品です。日本総代理店は正規輸入品にのみアフターの対応をしてくれます。
当店は日本総代理店(正規輸入元)と富山県においての代理店契約を交わし、取り扱いの薪ストーブ・煙突はすべて正規輸入品です。
メンテナンスやトラブルに関する事
Q−9 どのようなメンテナンスが必要なの?
A−9
毎日〜週1のメンテナンスとしては「ガラス掃除」
週1〜毎月のメンテナンスとしては「灰掃除」
年1回のメンテナンスとしては「煙突掃除」「本体点検掃除」
があげられます。 煙突を掃除することは、薪ストーブの健康診断を行うことでもあります。煙突内の煤やクレオソートの付着具合をチェックすることで、ストーブがどんな状態で燃えているのかを知ることができます。煙突掃除のブラシを通しても煤やクレオソートが落ちてこなければ、その薪ストーブは理想的に燃えている証拠。逆に、大量の煤とクレオソートが落ちてくるようなら、ストーブの燃焼や煙道に何か問題がある証拠です。
煙道内の煤は煙の埃みたいなもの。熱い排気ガスと一緒に排出されてしまうでしょう。問題にすべきはクレオソートです。クレオソートは、もともと薪に含まれている木タールが濃縮された油状の液体のことで、エタノール類の混合物です。煙突がクレオソートで詰まるということは、薪ストーブが不完全燃焼しているからです。そして煙突のクレオソートがタール状またはフレーク状に付着しているということは、そのぶん煙道が狭くなることです。その結果、薪ストーブの不完全燃焼が助長されます。「クレオソートは可燃性の物質」で、煙道に蓄積されたこのクレオソートが高温で一気に発火することを煙突火災といいます。 煙突火災を発生させない為の毎年のメンテナスをオススメします。
Q−10 メンテナンスは依頼できるの?費用は?
A−10
できます
。詳しくは
こちら
を参照ください。
注意が必要なのはメンテナンス技術もショップによって違う点です。薪ストーブ本体の構造認識やメンテナンスを考慮した煙突施工がされているかも影響してきます。
通常依頼先となる取付けたショップが遠方では、メンテナンス料金の他に高額な出張費を請求されたり、最悪の場合来てくれないケースもありますので注意が必要です。
Q−11 消耗的部品って何?
A−11
主たる消耗品は、薪ストーブの気密性を保つための「ガスケット=グラスファイバーロープ」、二次燃焼用の「触媒=キャタリティックコンバスター」、炉室内の部品等です。ガスケットは開口部の物が傷みやすいので、早めの交換をお薦めします。交換時期の目安は、ガスケットに弾力がなくなったり、ほつれてきたときです。触媒は、4〜5シーズン15,000〜20,000時間使用が目安となっています。炉室の部品については、歪みや割れ損傷があれば適時交換して下さい。消耗品の交換時期は、使用頻度によります。判断しかねるときにはご相談下さい。
Q−12 薪ストーブの寿命はどのくらい?
A−12
鋳物製薪ストーブは驚くほどロングライフ(長寿)なものです。壊れて不都合が生じない限りいつまでもご使用いただけます。丁寧に取り扱われたそれは、世代を越えても生きつづけるでしょう。ただし、いつまでも最良の状態で使用するために、消耗的パーツの適時的交換を心がけて下さい。
Q−13 薪ストーブの煙は大気汚染しないの?
A−13
木材が完全燃焼するときに排出される二酸化炭素の量は、樹木として生育している間に吸収した二酸化炭素の量より多くはありません。また、薪ストーブの煙が人体や環境に有害な物質を排出しているという報告はありません。
1980年代に、アメリカ合衆国で薪ストーブの排煙ガス規制が施行されました。それは、乗用車並みの厳しい排気ガス規制です。当店取り扱いの薪ストーブは、この規制をみごとにクリアーした物や北欧の長い歴史の中で作られた高精度な製品です。
電気や石油を使って暖房している家のことを考えてみましょう。1トンの石油を燃やすと、2.5トンの二酸化炭素を排出します。原子力発電所は、突然変異誘導性プルトニウムという核廃棄物を生み出しています。この核廃棄物は、負の遺産として何千年にも渡ってその毒性が生きつづけます。 環境に良いのはどちらかもうおわかりでしょう。
しかし、住宅地などにお住いの場合近隣の方への配慮は必要です。水分の多い薪を使用したり低温状態で運転し続けると二次燃焼されず屋外へ煙が排出されるためご近所の方が不快に感じる場合があります。メーカー取扱説明書をよく読み、乾燥した薪を使用するなどし適切な温度状態でご使用ください。
見積や費用、イベント、薪、その他に関する事
Q−14 薪ストーブはいくらぐらいする物なの?
A−14
薪ストーブ購入費は以下のような足し算の合計とお考え下さい。
ストーブ本体の価格+煙突部材費+工事費=購入総額
ただ、薪ストーブを快適にお使いいただく為には煙突の設置方法が非常に重要で、ドラフト(煙の上昇)は建物の構造や煙突周囲の環境により大きく左右されます。また、地域による自然条件(台風、大雪など)も考慮しないといけない為一般的な基準を定めるのが困難です。様々な環境に対応できる豊富な部材と、地域の自然条件を熟知した専門店にご相談される事をおすすめします。その他炉台(薪ストーブ周囲の不燃工事)や屋根に四角い煙突が必要な場合もありますのでお気軽にご相談ください。
Q−15 見積価格はショップによって違うの?
A−15
違います
一番の違いは煙突部材です。「二重煙突を使用しています」この言葉だけでは確認不十分です。「どこの」メーカーの物を「どこまで」使用し「どのように」支持するのか?高性能な二重煙突で強固な支持がされた内容と粗悪品をいいかげんに取付けられた内容の価格が同じはずがありません。
その住宅に住むのは薪ストーブ屋ではなくあなたです。よく確認してください。
※断熱性能や材質は煙突メーカーによって異なります。「二重煙突」と言うだけで安全だとは限りませんのでご注意ください。
Q−16 薪ストーブで料理を楽しむこともできるの?
A−16
できます
それが苦手なストーブもありますが、薪ストーブは料理上手。薪ストーブトップでのシチューや煮込み料理や炉内でのオーブン料理など、ダッチオーブンと組み合わせるとさらに料理の幅も広がります。また焼き芋を焼くこともできます。薪ストーブクッキングは、薪ストーブオーナーならではの楽しみ事です。
Q−17 薪はどうやって入手するの?
A−17
薪を確保するには3つの方法があります。
1)薪として作られた物を購入する。
2)原料として丸太を入手または購入し薪にする。
3)立木を伐採して薪にする。
欧米には燃料としての薪を商う産業が生きつづけていますが、我が国では1950年代に途絶えてしまったといわれています。しかし、1990年代になって新たな薪ストーブが普及するにつれて、薪屋さんが名乗りをあげてきました。そう言ったお店に問い合わせれば、割られた薪を購入することができるでしょう。
しかし、薪は人の手がかかった物ほど高価です。長く付き合うためにも自分の体力やランニングコストを考え無理のない形で準備しましょう。富山県内での薪の情報や購入先は
こちら
を参照下さい。
専門店では薪作りに必要なアクセサリも展示販売しています。足を運んでみましょう。
Q−18 薪ストーブをもっと知る方法は?
A−18
最近では薪ストーブの専門誌や専門サイトがあり、簡単に情報が入手できます。しかし、いくら情報を入手しても温かさは伝わりません。実際に体感したりプロの意見を聞く事でより身近なものになるでしょう。
当店では主要メーカーの人気薪ストーブを常設展示し実際に火を入れ、自身も薪ストーブを使用しているスタッフが質問に答えてくれます。その他「薪割り」「クッキング」「メンテナンス」など薪ストーブをより深く理解できるイベントも実施しています。
ぜひお店に足を運んでください。
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