ウッドストーブに関する主な質問とその答えです。
Q−1 瓦屋根の古家だが、薪ストーブを設置できるか?
A−1
問題ありません。あらゆる屋根に対応できる煙突部材等を豊富に取りそろえています。ほとんどの家に設置することが可能です。お客様の住宅に最適なプランニングをお作りします。お気軽にお問い合わせ下さい。薪ストーブに関する各種カタログと資料を豊富にご用意しています。
Q−2 今ある板の間に設置できるか?
A−2
もちろんです。薪ストーブを置くための各種不燃性炉台をご用意。また、特別な炉台を設計し手作りすることもできます。
Q−3 薪ストーブはいくらぐらいする物なのか?
A−3
これは難しい問いです。なぜなら、ストーブを快適にお使いいただく為にはシステムの一部である煙突の設置方法(バランス)が非常に重要で、ドラフトは建物の構造や煙突周囲の環境により大きく左右されます。また、地域による自然条件(台風、大雪など)も考慮しなくてはなりませんので一般的な基準を定めるのが難しいのです。様々な環境に対応できる豊富な部材と、地域の自然条件を熟知した専門店で皆様が快適に炎を楽しんでいただけますように設計のご提案をいたします。 お気軽にお問合せください。
ご参考に、 薪ストーブ購入費は以下のような足し算の合計とお考え下さい。
ストーブ本体の価格+煙突部材費+炉台代+各種アクセサリー代+工事費=購入総額
Q−4 薪ストーブで料理を楽しむこともできるか?
A−4
おまかせ下さい。それが苦手なストーブもありますが、薪ストーブは料理上手。薪ストーブトップでのシチューや煮込み料理や炉内でのオーブン料理など、ダッチオーブンと組み合わせるとさらに料理の幅も広がります。また焼き芋を焼くこともできます。薪ストーブクッキングは、薪ストーブオーナーならではの楽しみ事です。
Q−5 煙突は屋根抜きがいいのか、壁抜きがいいのか?
A−5
答えは屋根抜きです。しかも真っ直ぐな煙道で屋根の峰近くに抜けている事が理想です。このような煙道は排気力能力に優れ、ストーブの性能を最大限に引き出すことができるからです。また、煙突に付着する煤やクレオソートも少なく、煙道のメインテナンスが容易です。 煙突は、煙の道です。自動車道がそうであるように、曲がりくねった道には様々な不都合が待ちかまえています。しかしながら、住宅の構造上壁抜きにしなければいけない場合に対応するための豊富な煙突部材があります。経験豊かな専門店なら、複雑な煙道を無理なく設計することができます。
Q−6 シングル煙突と二重煙突はどう違うのか?
A−6
「シングル煙突」は鋼板一枚で作られた煙突のこと。「室内煙突」とも呼ばれているように、室内に立ち上げるためのものです。熱放出率がいいので、室内に煙突の熱を取り込むことができます。ということは、シングル煙突は屋外用には不向きだということです。冷たい外気が煙道内の排気ガスをたちまち冷やしてしまうので、排気力(ドラフト)を低下させてしまいます。その結果、煤やクレオソートが煙道にこびり付いてしまう原因に。また断熱性に劣っているため、煙突の熱が天井や屋根の可燃材を損傷し、ついには火災を引き起こす原因になります。
屋外及び天井や屋根を通過する際に使われる、断熱性に優れた煙突を「断熱二重煙突」といいます。断熱二重煙突は、太さの異なる二本の煙突を重ねて、その隙間に断熱材を充填した煙突です。そのため、シングル煙突よりも一回り太い煙突になります。弊社では英国SFL社「元セルキルク社」の断熱二重煙突を使用しています。セルキル社の二重煙突は断熱性と耐久性に優れていることで知られています。そのため、安定したドラフトを得られるので、煙道内のタールや煤の付着を抑え、隠ぺい部や可燃物への熱伝導を抑える働きをします。欧米では、室外でのシングル煙突使用は許可されていません。欧米の厳しい消防法基準に則った煙道設置をしています。
Q−7 一本の煙突で二台の薪ストーブを設置できるか?
A−7
「一本の煙突に一台の薪ストーブ」が大原則です。しかしながら特殊な煙道を設計することにより、一本の煙突に二台の薪ストーブを設置することは可能かも知れません。しかしその場合でも、一本の煙突で二台の薪ストーブを同時に焚くことはできません。
Q−8 薪ストーブの煙は大気汚染しないのか?
A−8
環境汚染問題は、時間、空間、そして密度の関数としてあります。昔、暖炉や囲炉裏や焚き火の煙はだだの煙でした。しかし今、焚き火は原則として禁止されています。電気や石油を使って暖房している家のことを考えてみましょう。1トンの石油を燃やすと、2.5トンの二酸化炭素を排出します。原子力発電所は、突然変異誘導性プルトニウムという核廃棄物を生み出しています。この核廃棄物は、負の遺産として何千年にも渡ってその毒性が生きつづけます。
木材が完全燃焼するときに排出される二酸化炭素の量は、樹木として生育している間に吸収した二酸化炭素の量より多くはありません。また、薪ストーブの煙が人体や環境に有害な物質を排出しているという報告はありません。
1980年代に、アメリカ合衆国でメ薪ストーブの排煙ガス規制が施行されました。それは、乗用車並みの厳しい排気ガス規制です。当店取り扱いの薪ストーブは、この規制をみごとにクリアーしたハイテクな製品で、胸を張って堂々とお使いいただけます。
Q−9 触媒付き薪ストーブとそうでない薪ストーブの違いは?
A−9
よりクリーンな排煙を達成したストーブは、より熱効率に優れたストーブということでもあります。なぜなら、薪ストーブの煙は燃え残った可燃性ガスとして捉えることができるからです。薪ストーブは二種類のテクノロジーでこのことを達成しています。「触媒式二次燃焼タイプ」と「クリーンバーン二次燃焼タイプ」がそうです。車選びにたとえるなら、前者はより高性能な車種を好む車好きの機種といえます。そして後者は、気軽さを求めるユーザーの機種といえるでしょう。
Q−10 薪ストーブの灰はどう処理すればいいのか?
A−10
木灰の主成分は、木材そのものを形成していたミネラルと燃え残った炭素(炭の粉)です。木灰には、リンとカリウムと酸化カリウムが豊富に含まれています。木灰は、花咲爺さんの昔から園芸家の魔法の肥料として貴ばれてきたものです。酸性土壌を中和し植物を健康に育てるリン酸カリ肥料として庭や菜園で活用して下さい。
薪ストーブの灰には、埋み火となって燃え残った炭の粉がまだ生きています。蓋付きの断熱二重底の灰受けバケツに入れて48時間以上屋外の不燃性の床に置いてから、しかるべき場所に処理して下さい。冷えている灰といえども、埋み火が生きていることが往々にしてあります。段ボールの箱や紙袋やビニール袋に灰を入れることは絶対に避けて下さい。またいかなる場合でも、電気掃除機でストーブの灰を吸い取ることは厳禁です。灰の処理に関しては「石橋を何度も叩いて渡る」よう助言いたします。
Q−11 なぜ、煙突掃除が必要なのか?
A−11
煙突を掃除することは、薪ストーブの健康診断を行うことでもあります。煙突内の煤やクレオソートの付着具合をチェックすることで、ストーブがどんな状態で燃えているのかを知ることができます。煙突掃除のブラシを通しても煤やクレオソートが落ちてこなければ、その薪ストーブは理想的に燃えている証拠。逆に、大量の煤とクレオソートが落ちてくるようなら、ストーブの燃焼や煙道に何か問題がある証拠です。
煙道内の煤は煙の埃みたいなもの。熱い排気ガスと一緒に排出されてしまうでしょう。問題にすべきはクレオソートです。クレオソートは、もともと薪に含まれている木タールが濃縮された油状の液体のことで、エタノール類の混合物です。煙突がクレオソートで詰まるということは、薪ストーブが不完全燃焼しているからです。そして煙突のクレオソートがタール状またはフレーク状に付着しているということは、そのぶん煙道が狭くなることです。その結果、薪ストーブの不完全燃焼が助長されます。「クレオソートは可燃性の物質」で、煙道に蓄積されたこのクレオソートが高温で一気に発火することを煙突火災といいます。 煙突火災を発生させない為の毎年のメナンスをオススメします。
Q−12 年間で何回ぐらい煙突掃除をすればいいのか?
A−12
正しいストーブの操作術と適切な装置、そして充分に乾いた薪で使われている薪ストーブの煙突は、一年振りの煙突掃除の折りにも驚くほどきれいなものです。ということは、シーズン中に何度も何度も煙突掃除が必要になってしまうのには問題があるということです。
煙道に付着したクレオソートは、液体化しそれが乾燥して固まったガス(煙と蒸気)です。煙道のガスは、その温度が130℃以下になると液体化します。そのことから、煙道の温度が130℃以上を保つよう、ストーブをドライブさせることが大切だということがわかります。ただし、燃焼サイクルの最終段階で温度が下がっても心配はいりません。この段階で放出されるガスの量は少なく、燃焼はより完全だからです。
大部分の薪ストーブトラブルがそうであるように、クレオソートのトラブルも、薪とストーブ操作と装置のうちの何かに関係しているか、その組み合わせとによるものです。マニュアル通りに正しい操作をしているのに煙突が詰まりやすいようなら、診断が必要です。
Q−13 薪ストーブを使っているとき、部屋の空気を換気する必要はあるか?
A−13
薪ストーブは部屋の床近くに淀んでいる汚れた空気を吸気して、それを煙道から屋外に排出します。「薪ストーブは家の空気を綺麗にする」といわれるゆえんです。標準的な住宅では換気の必要はありません。ただし、鉄筋コンクリート造りなどの高気密住宅では給気アダプターを利用し、燃焼用の空気を屋外から導入する必要が生じるかも知れません。多くの薪ストーブは、外気導入対応となっています。
Q−14 薪ストーブの寿命はどのくらいあるのか?
A−14
鋳物製薪ストーブは驚くほどロングライフ(長寿)なものです。壊れて不都合が生じない限りいつまでもご使用いただけます。丁寧に取り扱われたそれは、世代を越えても生きつづけるでしょう。ただし、薪ストーブにも消耗品としての部品があります。いつまでも最良の状態で使用するために、消耗的パーツの適時的交換を心がけて下さい。
Q−15 消耗的部品とは何か?
A−15
主たる消耗品は、薪ストーブの気密性を保つための「ガスケット=グラスファイバーロープ」、「二次燃焼用触媒=キャタリティックコンバスター」、炉室内の部品等です。ガスケットは開口部の物が傷みやすいので、早めの交換をお薦めします。交換時期の目安は、ガスケットに弾力がなくなったり、ほつれてきたときです。触媒は、4〜5シーズン15,000〜20,000時間使用が目安となっています。炉室の部品については、歪みや割れ損傷があれば適時交換して下さい。消耗品の交換時期は、使用頻度によります。判断しかねるときにはご相談下さい。
Q−16 薪はどうやって入手するのか?
A−16
薪を確保するには3つの方法があります。
1)薪として作られた物を購入する。
2)薪の原料として丸太を入手または購入する。
3)立木を伐採して薪にする。
欧米には燃料としての薪を商う産業が生きつづけていますが、我が国では1950年代に途絶えてしまったといわれています。しかし、1990年代になって新たな薪ストーブが普及するにつれて、薪屋さんが名乗りをあげてきたよう。薪ストーブの専門店に問い合わせれば、割られた薪を購入することができるでしょう。
しかし、薪は手作りのエネルギーとしてあります。作られた薪は割高になるからです。一般的には丸太を購入して自分たちで薪を作ります。薪用の丸太は次のようなところから購入することができますが、運賃コストが高いので現地調達に心がけることが肝要です。
★最寄りの森林組合、製材所、パルプのチップ工場、林業関係者、造園家、土木及び不動産関係者等。
★果樹園や別荘の管理者事務所及び公園管理事務所から譲ってもらうこともできるようです。
☆身近な行政の窓口に相談して、よい情報を得ることもあるようです。
薪エネルギーは自給自足が理想です。自分の庭、自分の土地、また山林所有者の林から持続的に薪を供給できたらどんなに素敵でしょう。林業関係者の協力あおいで立木を薪にすることも検討に値するでしょう。
Q−17 薪作りに必要な道具は?
A−17
薪作りは屋外における健全な肉体労働としてあります。古典的な労働倫理に促せれて薪作りに汗を流すことは、現代における新鮮なリクリエーションでもあります。薪作りに必要なチェンソー、薪割り斧、安全装具等の情報は薪ストーブ専門店及び林業専門店でお尋ね下さい。
Q−18 初心者のためのスクーリングはないのか?
A−18
当店では身近に薪ストーブを体験していただけるよう様々な「イベント」を実施しています。お気軽にお問合せください。
Q−19 製品にアスベストは含まれていますか?
A−19
当店取り扱いの薪ストーブにアスベストは含まれておりません。